このページは、伝統文化プロデュース連の発行するメールマガジン『嵯峨野文化通信』に連載中の「ニッポン城郭物語」の資料編です。
徳川幕府の京における拠点だった二条城。幕府瓦解後、明治元年(1868)1月に新政府の太政官代が置かれたが、
翌年の東京遷都に伴って、留守官の管轄となる。そして明治4年(1871)、二条城は京都府に移管されることになった。
宮内省に移管されて二条離宮となった明治18年(1885)までの14年間、二条城は「京都府の庁舎」であった。
メルマガの連載を通じて、これまでほとんどその詳細が知られていなかった、京都府庁時代の二条城に迫ってみたい。
『京都名所撮影』所収の写真。タイトルはそのものズバリ、「京都府」。 |