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本丸仮御殿の古写真
天守台から本丸北東方面を見る。

幕末の二条城。天守台に設けられた物見台から本丸北東方面を見る。将軍の御殿を写した唯一の写真。
仮御殿の後方、現在は清流園となっているあたりに、びっしりと将軍警護の武士たちの番小屋が立ち並ぶ。
北大手門の横に見えるように、外周は延々と長塀で囲まれていることが分かる。慶応3年撮影。

右半分を拡大

上の写真の右半分を拡大。本丸櫓門からまっすぐ西へ屋根付きの廊下が伸び、更に北に、そしてまた西へと折れて本丸仮御殿まで続く。手前には撮影を意識してか、しゃがんでいる武士が計5名写っている

現在の同位置

上から撮影できないので、微妙にアングルが違うが、現在の同位置。黒矢印のところに本丸仮御殿に通じる屋根付き廊下があった

本丸仮御殿拡大

仮御殿を更に拡大。将軍の御殿としては簡素な造り。
2階部分には角格子の引き戸がはまっている。ガラス戸?
軒下と1階に大きな白い布状のものが見える。これは日よけ?

仮御殿絵図

京都府立総合資料館蔵「二条城借受定約並本丸返礼一件」より、明治12年の本丸仮御殿。
この図面により仮御殿の間取りが明らかになった。
古写真にある茶室は失われており、そこに至る廊下だけが残されている



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